アイシングは、野球のピッチャーが投げ終わった後、肩やひじなどの関節を氷などで冷やす効果的なクールダウンの方法です。松坂投手がインタビューを受けているとき、肩をアイシングしているのを見たことがあるでしょう。アイシングはスポーツのときに生じた捻挫、打撲などの痛みを和らげる処置方法としても知られています。
アイシングは炎症が起こっているときは、痛みを感じる間接などを氷などで冷却しクールダウンさせることで、冷却作用で痛みの感覚をなくしてしまう効果があるといわれています。ぎっくり腰などの急性の痛みは、腰の部分の筋肉の炎症が原因になっていますので、炎症を抑えるためのアイシングは効果的なのです。ちなみに、普段の腰痛にはアイシングとストレッチが効果的なのですが、ぎっくり腰には安静とアイシングが効果的で、ストレッチは避けてください。かえって悪化させてしまいます。
最近では、運動前にアイシングすることが腰痛にも効果的だとわかってきました。運動前のアイシングは、スポーツ選手の間で注目を集めていますが、その原理は、痛みの緩和です。アイシングで腰の痛みを抑えている間に、しっかりストレッチやウォーミングアップを行い、腰の状態を改善していくのです。そうすれば万全の体勢で試合に出れますね。
この運動前のアイシングは、スポーツ選手だけでなく、一般の人の腰痛や五十肩、捻挫などの解消にも効果があるということですので、アイシングの方法を知っておくことは便利ですよ。
実際には、どのようにアイシングすればいいのかわからないという人が多いと思いますので、簡単なアイシングの方法をご紹介します。
1.冷凍庫の氷を適量取り出し、ビニール袋に入れてください。ビニール袋に、水を少し入れ、ビニール袋の空気を絞り出し、ビニール袋の口を縛ってください。
2.患部に、ビニール袋を当てて冷やしてください。はじめは、冷たさを感じますが、だんだんと冷たさになれて、その後しびれるような感じがしてきます。
3.時間が経つとあまり冷たさを感じなくなりますので、ビニール袋をはずしてください。個人差がありますが、冷やしてから15~20分程度が目安です。あまり続けると凍傷になるので注意してくださいね。
4.元の感覚を取り戻すまで待って、これを2、3回繰り返してください。
ぎっくり腰の痛みは最初の日が一番痛いですね。最初の日をなんとか乗り越えれば、だんだんと痛みがなくなってきます。安静にした後、最初に動く時には、腰で上半身を支えるような姿勢にはならないでください。はずかしくても、赤ちゃんのはいはいの要領で動いてください。筋肉を回復してから動きましょう。